「EVは短時間の試乗だけじゃ分からない。」
これはキレイごとではなく、現実です。
EVは“走っている時“よりも、“止まっている時(充電・待ち・宿泊)“に本性が出ます。
そしてその差は、購入後に気づくと取り返しがつきません。
なぜなら、ガソリン車のように「5分で満タン」にできないからです。
私はIONIQ5購入前に Carjany(カージャニー) を使って、
IONIQ5を2回、KONAを1回、合計3回利用しました。
さらに購入特典キャッシュバックについても実際にやり取りを経験し、最終的に返金完了まで確認しています。
この記事では、EV初心者の方でも判断できるように、
を、時系列で丁寧にまとめます。
先に結論:Carjanyは「買うか迷ってる人」ほど価値がある
結論から言うと、Carjanyは
EV購入を本気で検討している人にこそ価値があります。
なぜなら、ディーラーでの短時間試乗では見えない部分が、数日使うことで一気に可視化されるからです。
たとえば――
これらは、カタログやスペック表では分かりません。
数時間の試乗ではなく、
「自分の生活の中に入れてみる」ことで初めて見えてくるものです。
利用①:IONIQ5 Loungeで「長距離+宿泊+充電」を一気に検証した

初回のIONIQ5は、いわゆる街乗りではなく、高速を含む長距離移動(合計約662km)で使いました。
行き先は岐阜方面(下呂エリア)まで。途中、諏訪湖付近で一泊しています。
ここで分かったのは、EVは「走れる/走れない」ではなく、
“充電をどう組み込めるか”が肝、ということでした。
宿泊先の100V充電は「充電」ではなく、ほぼ“気休め”だった
この旅で印象に残ったのが、宿泊先での100V充電です。
実際に使ってみると、
という体感でした。
誤解のないように言うと、100V充電が悪いわけではありません。
ただし、100Vは構造上出力が小さいため、短時間で大きく回復させる用途には向きません。
初心者の方に特に伝えたいのはここです。
「宿泊先にコンセントがある=安心」とは限らない、という現実です。
充電できる“環境”があることと、
実用的に“回復できる”ことは、別の話でした。
急速充電は「使える」——ただし前提条件がある

一方で、目的地充電や道の駅での急速充電は、
「これなら旅が成立する」と感じられる体験でした。
ただし、急速充電は万能ではありません。
など、事前に知っておくべき前提があります。
EVの旅は、ガソリン車のように
「減ったら近くで入れる」という感覚とは少し違います。
“条件が整っている場所を選んで使う”
これが基本だと実感しました。
帰路は充電なしで東京まで戻れた——到着時残量30%
帰りは、下呂方面から返却場所(東京)まで、
途中充電なしで走行できました。到着時の残量は約30%。
ここで重要なのが、CarjanyでEVを返却する際のルールです。
私の利用時点では、
返却時はバッテリー残量30%以上であればOK という運用でした。
このルールを知らないと、
返却前に焦って無駄な充電を入れてしまう可能性があります。
逆に、事前に把握していれば、
旅程や充電計画を余裕を持って組むことができます。
利用②:KONA Loungeで「細い道・下道・取り回し」を体感した

2回目はKONAを利用し、慣れた下道中心で、奥多摩方面の日原鍾乳洞まで。
細い道やすれ違い、駐車のしやすさまで含めて「生活圏で使えるか」を確認しました。
率直な体感はこうです。
KONAは終始、サイズに余裕がある。
「狭い道で気を遣うストレス」が少なく、運転のテンポが崩れにくい。
IONIQ5と比べると、KONAは“日常の道”で効きます。
この差は、スペック表を眺めていても分かりません。
利用③:最後のIONIQ5は「諦めるための最終確認」のつもりだった

最後にもう一度IONIQ5を利用したのは、購入前の最終確認のためでした。
少し印象的な経緯があります。
当時、テスラ側の担当者からこう言われました。
「諦めるという意味でも、最終確認して来てください。」
つまり、「最後に一回ちゃんと乗って、テスラに決めきってください」という意味だったのだと思います。
私はその言葉通りに確認しに行って、結果としてIONIQ5に決めました。
ここで伝えたいのは、
“どのメーカーが優れているか”という話ではありません。
スペックや価格表ではなく、
最後は自分の生活に合うかどうかという体感でしか決められないということです。
試乗ではなく、検証。
そして最終的に腹落ちできるかどうか。
それが、今回私が学んだ一番大きなポイントでした。
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Carjany利用料金(私の3回分)

※出典:Carjany公式HP(筆者取得スクリーンショット)
私の利用明細(合計3回)は以下です。
合計:28,600円
「高い」と感じるか、「安い」と感じるか。
私は結果として、これで購入後の後悔が減るなら合理的だと判断しました。
問い合わせで分かったこと(重要ポイントだけ)
利用前後に問い合わせをした内容で、特に重要だった点をまとめます。
充電カードは貸し出しなし
充電カードの貸し出しは行っていないとの回答でした。
そのため、充電ステーションを利用する場合は、
必要なカードやアプリは基本的に自分で用意する必要があります。
EV初心者の方は、「レンタルだから全部そろっている」と思いがちですが、充電インフラ部分は自己準備が前提でした。
予約後の日程変更は基本的に不可
日程や車両の変更は、予約後に柔軟に変更できる仕組みではありません。
変更したい場合は、一度キャンセルし、あらためて取り直す必要があるとの案内でした。
そのため、混雑状況によっては希望日が埋まってしまうリスクもあります。
予定が流動的な場合は、事前にスケジュールを固めておく方が安心です。
200V充電ケーブルの有無について
問い合わせ時の回答では、該当車両には200V充電ケーブルが付属しているとの案内でした。
私の解釈では、
メーカー標準装備として設定されている車種には付属するという意味合いだと理解しています。
実際に確認できた内容は以下のとおりです。
※車両仕様や運用は変更される可能性があるため、利用前に必ず最新情報を確認することをおすすめします。
購入特典キャッシュバックの全記録(完了まで)
Carjanyの購入特典キャッシュバックについて、私は実際に一連のやり取りを経験しました。
ここでは事実ベースで、流れを整理します。
前提として受けていた案内
私が事前に受けていた説明は、次の内容でした。
この認識のもと、IONIQ5の注文日にLINEで連絡を入れました。
申込当日にLINE連絡 → 対象確認OK
注文当日にLINE連絡を行い、
後日「キャッシュバック対象として利用可能」との案内を受けています。
その際、注文書アップロードの案内もありました。
入金確認で“1回分のみ”になっていることに気づく
ところが、入金を確認すると、3回分の合算のはずが、
1回分のみが反映されているように見える状態でした。
そのため確認連絡を入れ、Carjany側で再調査が行われました。
一部入金漏れが判明 → 残り2回分は口座振込対応
確認の結果、本来は合算で対象となるべきところ、
社内処理の不備により一部入金が漏れていたとの説明がありました。
その後、残り2回分については口座振込で対応いただくことになり、
私から口座情報を連絡。
後日、対象分の入金を確認しています。
1回分はStripe(クレジットカード返金)で処理済み
一方、直近利用分については、
本来の返金フローである
Stripe経由(クレジットカードへのマイナス請求)で処理済みとの回答でした。
カード会社によっては、
マイナス請求の反映タイミングが締め日や明細確定日によって前後する場合があるとの説明も受けました。
最終的には、全対象分の返金(キャッシュバック)が完了していることを確認しています。
キャッシュバックを確実に受け取るための重要ポイント
今回のやり取りを通して分かったのは、
ディーラー訪問前の手続きが非常に重要だという点です。
Carjanyには「ディーラー訪問事前申請フォーム」があり、
原則として
- Carjany経由でディーラー訪問予約
- 事前申請フォームを提出
- その後に商談・申込を行う
- お車購入特典を申し込む
という流れが想定されているようです。
この手順を踏むことで、購入特典(キャッシュバック)がスムーズに適用される仕組みです。
私のケースで起きたズレ
私の場合は、ディーラーへ直接連絡し、
その後にCarjanyへ「申込しました」と連絡する形になりました。
結果的にキャッシュバック対象にはなりましたが、
返金方法の確認や社内確認が必要となりました。
これは「どちらが悪い」という話ではなく、
事前に公式サイトや申請フローをしっかり確認
しておけば、よりスムーズだった可能性もあると感じています。
これから利用する人へ
もしCarjany経由で購入特典を利用する場合は、
この流れを踏んでおくと、キャッシュバックはよりスムーズに進む可能性が高いと感じました。
ここまで使って分かった「向いている人/向いていない
Carjanyは便利なサービスですが、
正直に言えば、万人向けとは言えません。
向いている人
特に、EVは“止まっている時間(充電・待ち・宿泊)”で差が出ます。
そこを事前に体験しておきたい人には価値があります。
向いていない人
Carjanyはあくまで「検証ツール」です。便利ではありますが、
返却時の残量ルールやキャッシュバック条件などは、
自分で確認する姿勢があるとより安心です。
結論:Carjanyは「EV購入の検証ツール」として有効
私は最終的にIONIQ5を選びました。
それは“勢い”ではありません。
これらを積み重ねた結果です。
EVは、買ってから学ぶと高くつきます。
充電時間や残量管理、宿泊時の電源確保は“慣れ”で解決するものではなく、最初から理解しておくべき「前提」です。
だからこそ、購入前に「数日使う」という選択には意味がありました。
試乗ではなく、検証。
それが、今回私が得た一番の結論です。


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